オフィスをカイゼンしたければ…
2018年 11月13日
突然ですが、あなたの職場環境は、快適ですか?
自宅における「快適」は落ち着く、寛げる、ほっとする、というものだと思いますが、
職場においての「快適」とは、仕事をやる気になる、
パフォーマンスを十分に発揮出来る、というようなものになると思います。
動線が悪くて動きづらく、何かをするのにいちいちイライラが募る…というような
状態は「快適」とは言いづらいですよね。
共有しているものがすぐにどこかにいってしまって、
作業が始められない…これも快適、とは言えません。
そんな職場の問題点を改善し、快適な状態へ進化・改善する工夫を集めた
改善事例紹介サイト、「オフィスカイゼン委員会」をご存知ですか?
こちらのサイトは長年、オフィスに関する様々なものを手がけてきた
コクヨが、自社で運用して改善してきた事例を公開しているもの。
例えば…
(via オフィスカイゼン委員会)
こちらの共用文具は、使用頻度が高くない文房具は共用にし、
探すムダ・取り出すムダ・戻すムダをなくそう、
という考えから生まれたもの。
こうすることで個人の引き出しの中はすっきりとさせることができますよね。
更に共用文具は「姿置き」という、平らなところに置くものの形状を表示することで、
誰でもどのような文具が共有だったか思い出しやすく、
返す際にも間違いがなくなり、ムダが減る置き方を採用しています。
因みに、姿置きに使われているスポンジは、賽の目状に手で切り取れるタイプ。
これは職場のみらならず、自宅でも使えそうなアイディアですよね。
次はこちら。
(via オフィスカイゼン委員会)
いつまでも帰ってこない共用備品の借主がわからず困ったことはありませんか?
そんな時は日付と指名を記入するマグネットシートを設置。
借りる時にホワイトボードマーカーで借りた日付と指名を記入する方式に。
貸し出し台帳を開いて記入してまた台帳を戻して…などという手間がない上に、
使いたい時に在庫がなければ借りている人がすくわかるので、
利用者間で「終わったら貸して」というように利用者間で調整することもできます。
最後はこちら
(via オフィスカイゼン委員会)
こちらは、傘持ち帰ってくださいシール。
晴れた日なのに、なぜか傘立てが満杯…ということはありませんか?
一体どれが必要なもので、どれがただ放置されているのかを区別するために、
晴れた日に残っている傘に持ち帰ってくださいシールをペタペタ。
一週間後にチェックして、シールがそのままの傘は撤去!
こちら、放置自転車などでも使われる手法を思い切って取り入れた形。
誰かが使っているかもしれない、もったいない、と捨てる人が考えていたら、
捨てるという作業にも膨大な時間とストレスがかかってしまいます。
このようにルールを定めることで、その時間を短縮できる上、
スペースもすっきりさせることができます。
今回ご紹介したのは、サイトに掲載されているもののほんの一部。
改善事例は「わかりやすく」「すてる」「うつくしく」「はたらきやすく」
などの「改善した結果どうしたいのか」から選ぶ方法と、
「会議」「通路・掲示」「コピー・ゴミ箱・郵便」「屋外・倉庫」などの
エリア別から選ぶ方法があります。
改善事例を見ていると、職場のみならず学校や家庭内でも採用できるものも
沢山あり、そんな方法があったか!と思わずどんどん見ていきたくなるものばかり。
みなさんも、一度サイトを覗いてみてはいかがですか?
(via オフィスカイゼン委員会)