パン屋さんの激戦区と言われる横浜・元町界隈。老舗のパン屋さんだけでなく、特色のある小さなパン屋さんも沢山あります。
ここでは、行列の絶えない「ハマブレッド」と「マリンベーカリー」、さらにはご夫婦で営む「よつばベーカリー」、人気上昇中の「オートウー」「アサヒパン」など、おすすめの5店のパン屋さんをご紹介します。

お店のコンセプトを表わしたユニークな店名「O to U (オートウー)」

店名の「O to U(オートウー)」は「表と裏」という意味で、表と裏のような反対にあるもの同士を組み合わせたパンを作っていきたいとの想いが込められています。

例えば、甘さ控えめのあんことフランボワーズを組み合わせた「あんこフランボワーズ」 (250円税込)
まさに、「表と裏」を組み合わせたパンです。

また、ハード系のパンは、フランス産と国産の粉をミックスした湯種を使用するなど、店名の由来となった異なったもの同士の組み合わせが随所に光っています。

人気の「あんぱん」(250円税込)は、バター香るブリオッシュに黒糖を使った自家製あんこをサンド。ここでも、洋と和を組み合わせるというテーマが表現されています。

このほか「クリとレモン」「マッチャとカシス」(いずれも250円税込)など意外な組み合わせのデニッシュが作られています。

店主の薄井さんは、独学でソーセージ作りを学び、中身がギュッと詰まっているソーセージらしくない、新感覚のソーセージを作りだしました。この自家製ソーセージを使った「ソーセージぱん」(300円税込)も人気で、このパンを目当てに来店されるお客さまも多いそうです。

これが、お店の外観。元町パセオの裏路地にあります。
沢山の種類からお好みのパンを選びたい場合は、午前中の来店がおススメです。

[O to U(オートウー)の店舗情報]
住所:横浜市中区元町1-54 リブレ元町2階
TEL:045-232-4722
営業時間:9:00~17:00 ※なくなり次第終了
定休日:月、火曜 ※祝日の場合は営業
URL:https://www.instagram.com/o_to_u/

ご夫婦で営むパン屋さん、幅広い世代に愛されている「よつばベーカリー」

JR石川駅南口から徒歩2分。2018年12月にオープンした、ご夫婦で営む小さなパン屋さん「よつばベーカリー」。お子さまからお年寄りまで、3世代で楽しめるふわふわの柔らかなパンを一つ一つ丁寧に焼き上げています。
原材料にもこだわっており、すべて北海道産小麦100%で作られています。

一番人気は「焦がしバターのメロンパン(194円税込)」。周りのカリカリがたまらない美味しさだと大評判です。

また、人気の食パンは日替わりも含めて5種類が用意されています。例えば、水曜日限定の「豆乳食パン」(388円税込)は、オーガニックの豆乳を使用しており、ふんわりしっとりとした食感が人気です。

お昼ごろに最も多くの種類が並びますが、惣菜パンや菓子パンは売れ行きを見ながら追加で焼くこともあるそうです。お好みのパンを確実に入手したいならば、早めに来店するか、予約がおススメです。

ナチュラルなイメージが特長の「よつばベーカリー」のフロントビューです。

[よつばベーカリーの店舗情報]
住所:横浜市中区石川町2-68-4
TEL:045-298-5291
営業時間:10:00~18:00 ※なくなり次第終了
定休日:日、月曜、祝日
URL:https://yotsuba-bakery.com/

カラフルで美しいクロワッサンが人気のパン屋さん「ハマブレッド」

JR石川町駅近く、リセンヌ小路のパン屋さん「ハマブレッド」。ブルーの看板が目印です。

2020年5月にオープンしたばかりの新しいパン屋さんです。ご夫婦2人で経営している小さなパン屋さんですが、色鮮やかなクロワッサンが話題となって、テレビの「じゅん散歩」や「アド街ック天国」などにも取り上げられた有名店です。クロワッサンだけでなく、バゲットや食パンも美味しいと話題沸騰中のパン屋さんで、開店前に行列ができることもあります。

クロワッサンには発酵バターを使用しており、食べると口の中に香ばしくて美味しい香りが広がります。プレーン、フランボワーズなど4種類のクロワッサンがあります。

こちらは美味しそうなクロワッサンフランボワーズ(280円税込)。中にはチョコが入っており、ラズベリーの酸味とチョコのバランスが絶妙な、美味しいクロワッサンです。
外はカリッと仕上げられていますが、中はふんわり。こんなところにも人気のヒミツがありそうです。

これは、チョコレートクロワッサン。ココアの層が美しく、食べるごとにチョコの風味が味わえます。

バゲットを使った「ハマブレッドドッグ(367円税込)」などハード系のパンも人気です。

また、スペイン産のオリーブオイルを使った「焼いたカレーパン(237円税込)」も、ハーブが香るさっぱりとした味わいで人気です。

ブルーの看板が目印の「ハマブレッド」。行列の時には、他のお店の入口をふさがないように注意して並びましょう。

[ハマブレッドの店舗情報]
住所:横浜市中区石川町1-14-13
営業時間:11:00~17:00 ※土曜のみ9:30~ なくなり次第閉店
定休日:水、日曜、祝日 ※その他不定休
URL:https://www.instagram.com/hamabread/

自家製の天然酵母で焼き上げるパン屋さん「アサヒパン」

「アサヒパン」は、石川町からひらがな商店街の通りを過ぎたところにある地蔵坂の坂下にあります。美容院とお惣菜カフェ「ユルリサロン×HanaUta cafe」に併設されています。
「アサヒパン」では、2種類の自家製の天然酵母に少量のイースト菌を加え、低温で長時間発酵させて、一つ一つ丁寧に焼き上げています。
自家製天然酵母のひとつは、小麦から起こした酵母で、ヨーグルトのような酸味とホップの香りが特長です。もうひとつは、ライ麦から起こした酵母で、フルーティな香りとまろやかな酸味が特長です。
この2種類の自家製天然酵母を使って焼き上げたパンは、奥行きのある深い味わいだと、評判です。

2種類の自家製酵母と超微量のイースト菌を使って生地を仕込んでいるのは元パティシエ。その生地を、低温・長時間で熟成発酵させ、シンプルで深い味わいのハード系パンに焼き上げています。
使用している小麦は、国産小麦とフランス、ドイツ、カナダなどの海外産小麦をパンの特長によってブレンドしています。

十勝のあんとスライスしたバターが入っている「十勝あんバターサンド(259円税込)」

「ヴィエノワショコラ(237円税込)」は、ミルクとバター入りの生地にスイートチョコチップを練り込んだおやつパン。ほどよい甘さで幅広い年代から支持されています。

「生ハムと枝豆(286円税込)」は、チャバタ生地にイタリア産の生ハムと枝豆を入れたパンです。ブラックペッパーがきいており、ワインにも合いそうです。

[アサヒパンの店舗情報]
住所:横浜市中区石川町3-108-1 HanaUta cafe内
営業時間:9:30~16:00
定休日:水、木曜
URL:https://www.instagram.com/asahi_pain/
✻店主さんは2階の厨房にいることが多いので、呼び鈴を押してください。

国産小麦、オーガニックなど素材にこだわるパン屋さん「マリンベーカリー」

横浜・新山下「MEGAドン・キホーテ」の近くにある「マリンベーカリー」。国産小麦、オーガニック、きび砂糖など、素材にこだわったパン屋さんです。できる限り無添加素材を使い、ほとんどのパンにルヴァン(発酵種)を使って、豊かな風味とさわやかな酸味のあるパンに焼き上げています。また、クロワッサンやエッグタルトなど、多くのパンには発酵バターがふんだんに折り込まれており、抜群の風味を醸し出しています。
さらに、使用する機材にもこだわっており、パンの焼成にはフランス ボンガード社のオリオンを採用し、パンをふっくらおいしく焼き上げています。さらに、コンベクションオーブンには、日本では珍しいイタリア製 VENIX を採用しています。

「マリンベーカリー」の一番人気は、「エッグタルト」(216円税込)。発酵バターが練り込まれており、サクサクとした食感が人気です。リッチなカスタードの味わいも好評です。

低温長時間発酵のフランスパンにベーコンを入れて骨型(!?)のように焼き上げたパンは、その名も「犬用の骨!?(259円税込)」。もちろん、犬用ではなく、ベーコンエピです。

この他、長さ約20cmの「Mクロワッサン・オ・ブール(248円税込)」や塩バターパンのあんバター、フランクフルトなど、惣菜パンから菓子パンまで幅広い種類のパンが並んでいます。お昼ごろに一番多くの種類が並ぶとのことです。

[マリンベーカリーの店舗情報]
住所:横浜市中区新山下1-2-1
TEL:045-264-4951
営業時間:10:00~19:00 ※売り切れ次第終了
定休日:月、火曜(祝日の場合は営業、翌日が休業)
URL:https://marinebakery.com/
✻不定期のお休みがありますので、最新の営業日、営業時間は Instagram をご確認ください。



[参照URL]
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