ベイエリアを電動キックボードでゆったり散策 観光型電動キックボードシェアリングの社会実験始まる

2022年 02月14日

横浜のベイサイドエリアで、「電動キックスクーター」に乗って観光を楽しむことができるようになりました。eBoard(横浜市金沢区)が、1月から観光型電動キックボードシェアリングサービス「ヨコハマベイスクーター」の社会実験を始めています。
「日本の観光をもっとスマートに」をコンセプトに、横浜港を中心とした観光スポット間をヨコハマベイスクーターが移動手段のひとつとしてつないでいきます。この地域は、横浜港を中心とした広大なエリアに観光スポットが点在しています。例えばよこはまコスモワールドから横浜中華街まで徒歩の移動では時間がかかってしまいますが、電動キックボードなら楽に移動できます。
最高時速は15km/hに制限されており、ゆったりと思いのままにベイエリア観光が楽しめます。なお、社会実験の期間は7月31日までの予定です。

6か所のポートで貸し出し、利用料金は最初の60分が900円

「ヨコハマベイスクーター」は、専用のポートで借りることができます。ポートは、赤レンガ倉庫、横浜大さん橋、帆船日本丸・横浜みなと博物館、ナビオス横浜、横浜ハンマーヘッド、カハラホテルの6カ所に設置されており、借りたポートと同じポートに返却することになっています。利用料金は最初の60分が900円、以降60分毎に800円となっています。
現在、合計40台が用意されていますが、中華街にアクセスのよい場所などへのポート設置や台数増も検討されています。

走行は、車道に加え、自転車道、普通自転車専用通行帯および一方通行でも自転車が双方向通行可とされている車道を走ることができますが、歩道の走行はできません。
走行エリアや走行禁止エリアには、GPSを利用した仮想的な境界線「ジオフェンス」が設定されています。走行エリア外や走行禁止エリアでは、警告音が鳴り、アクセル操作ができなくなり、間違えて走行してしまうミスを防止しています。
走行禁止エリアとしては、桜木町から運河パークをつなぐ汽車道や、赤レンガパーク、象の鼻パークなどが設定されていいます。
なお特例措置として小型特殊車両扱いとなるため、ヘルメットの着用は任意で、二段階右折は不可となっています。

観光中のお買い物やお食事中はアプリでロック

お買い物やお食事、休憩のときなど車両から離れるときは、アプリで「一時駐車」を選択すれば、車両にロックがかかります。ただし、一時駐車中も利用時間のカウントは続きますのでご注意ください。コインパーキングの利用はできません。また、路上駐車は違反となります。ベイスクーターポートか駐車場マップに掲載されている場所、立ち寄り施設の適切な駐車場を利用する必要があります。

利用には、18歳以上で普通自動車免許証が必要

使用している機体は、原動機付き自転車保安基準適合車両「Segway Ninebot社製 MAX PLUS」で、最高時速は15km/hに制限されています。さらに、中華街など人通りの多い場所ではスピードダウンするように設定されています。航続距離は55km、最大積載重量は100kgとなっています。

利用できる年齢は18歳以上で、普通自動車免許証が必要です。利用に当たっては、ステーションの案内板にあるQRコードを読み取り、電話番号、運転免許証、顔写真を登録し、道路交通法テストに合格する必要があります。テストに合格後、専用アプリの「セグウェイパス」をダウンロードし、電話番号、クレジットカードを登録すれば利用を開始することができます。
●詳しくは、下記をご参照ください。
https://eboard.co.jp/yokohama/



[参照URL]
ヨコハマ経済新聞 1 / ヨコハマ経済新聞 2
ヨコハマベイスクーター / はまこれ横浜 / Impress Watch


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