上手な叱り方とは?

2018年 01月22日

子供や部下など、自分が指導しなくてはいけない立場になったとき、
難しいのが「叱り方」。
「褒めて伸ばす」という言葉がありますが、
褒め続けるだけて事態が良くなるならばずっと褒めていきたいところですが、
やはり時にはどうしても「叱らなければならない」場面ももちろんありますよね。

叱る立場になってみてよくわかるのが、叱るというのはとても難しく、
しかもあまりやりたくない行為だということ。
「怒る」のではなく「叱れ」、とはよく言いますが、
果たして上手な叱り方というのはどのようなものをいうのでしょうか?
今回は上司から部下への叱り方に絞って、ポイントをいくつか挙げてみました。
流れに沿って見ていきましょう

①気づいた時にすぐ叱る
忙しいからあとで、ではなく気づいた際にすぐ叱りましょう。
その場で叱られたことにより、叱られたひとはこのような場面では
このようなことに注意が必要だ、という認識ができるようになります。
また、複数の件をためて一度に叱られると、叱られたほうは処理ができず、
なぜそんな前の事を今頃になって…という反発を感じてしまいます。

②人前で叱らない
性別、年齢、経験もバラバラなメンバーの前で叱ってしまうと
相手のプライドをむやみに傷つけてしまいます。
その結果恥ずかしさと悔しさの方が先にきてしまい、
反省の効果が薄いばかりか不満ばかりが募る可能性が高いです。
別室に移動して叱りましょう。

③感情的にならない
「なんで出来ないの!」「なにをやっているんだ!」というような、
感情的になって怒るのは絶対にNGです。
自分の機嫌によって態度をコロコロ変えるのもダメ。
部下が上司の顔色を窺うになってしまい、言いたいことが言えない、
コミュニケーションが取りづらい職場環境ができてしまいます。

④諭すように叱る
叱る際、注意するポイントを明確にし、どこがどのようにいけないのかを
理論的に説明しましょう。
そして改善策をこちらが示すか、自分で改善策を考えさせる事が大事です。
また、良い面もきちんと認めているという事を伝えると、
改善すべき点、現状のままで自信をもってよい点が明確になり
アドバイスの効果も上がります。

⑤逃げ道を作ってあげる
仕事がたてこんでいたのか、疲れていたのか、家庭で何かトラブルがあったのか、
そういった言葉をかけてあげるだけで、上司がそこまで自分を見てくれていたのだと
安心ができ、素直に忠告を受け入れることができます。
逃げ道を確保してもらうことで、そんなことで甘えてはダメだと
自分で気持ちを立て直すことができるのです。

⑥叱りっぱなしにしない
きっちりと叱ったあとは、少し時間をおいてから前向きな言葉をかけてあげましょう。
叱られた人から情味ある一言があるだけで、モチベーションが高まります。

いかがでしたでしょうか。
今回は上司から部下という職場という環境に限って話をポイントを挙げてみましたが、
実はこれ、子育てなどでも使える大事なポイントです。
叱るという行為は相手の人生をも左右しかねない難しい行為。
上手に叱って、お互いによい方向を向いていきたいですね。

(via 5セカンズ

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