生産管理ってどんな仕事?と訊かれたら…

2018年 04月12日

子供の頃、こんな風に思っていました。
「大人は何でも知っていて、なんでもわかっていて、すごいなあ」と。
しかし、いざ大人になってみると知らない事はまだまだ沢山あるし、
わからない事も次々と出てくる。
子供に、これってどういうこと?
と質問されたのに、うまく説明できない…なんて経験、
実はちょっしゅうだったり…。

子供に対しての説明が難しいジャンルのひとつが「仕事」です。
八百屋さんは野菜を売る仕事、ケーキ屋さんはケーキを作って売る仕事、
というように、子供にも身近でわかりやすい仕事もありますが、
「会社で働いている」仕事というのは、
実は子供には説明が難しいものが多いのです。

例えば、子供に「生産管理って、どんなお仕事?」と聞かれたとき、
あなたはどのように答えるでしょうか?
…結構難しいですよね。
一体、どのように説明したらいいのだろう…と頭を抱えていた中、
このような本を見つけました。

こちらは、子供に様々な種類の仕事を説明する所謂「なるには本」の一種で、
「会社」が行っている仕事に特化したシリーズです。
その中でもこれは「そろえるしごと」として、 調達・購買・生産管理・物流などが紹介されている一冊です。

このタイトルを見たとき、「そろえるしごと」とは言い得て妙!と感動しました。 「生産管理とは、計画に基づき、製品がきちんと出荷できるよう
体制を管理する仕事。具体的には−−−−−」と、
大人の言葉で生産管理を説明することはいくらでもできますし、
説明された方も「わかったつもり」になることができます。
しかし子供にもわかるようにきちんと説明するとなると、 実はその本質をきちんと理解していないと、わかりやすい言葉にすることも
なかなかできないものなんですよね。

本書では、個人向けの商品、事業者向けの製品、
そして製品のパーツとなるものという3種類の生産管理を
行っている人たちのそれぞれインタビューが掲載されています。
そしてそのインタビューを中心として、それぞれの仕事の解説が行われています。
「そろえるしごと」というタイトルが付いていることで、
読み進める際に「なにをどう揃えているのか?」ということを気にしながら
インタビューや実務内容を知ることができるというのが本書の魅力。

恐らくは中、高校生向けに作られた本ですが、大人が読んでも読み応えもあり、
「生産管理」という仕事の実態がいまいち掴みきれない…
という人が読むのもオススメです。
また、他の業種の生産管理ってどんな感じでやってるの?
と気になる人が読んでみてもきっと面白いはず。
是非一度読んでみてくださいね。

(via ぺりかん社

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