屋外ワークショップ型イベント アオゾラファクトリー
2018年 09月22日
「作業場」や「工房」を意味する言葉である「ワークショップ」。
現在はものづくり講座や、音楽・演劇のような身体表現の学習や参加の場、
各種体験セミナーといったものを指す言葉として使われています。
そんな中、ものづくりを中心とした「ワークショップ」が主役のイベントが、
横浜市の金沢区でここ数年人気になっているのをご存知でしょうか。
(via AozoraFactory)
2016年から既に4回開催されている「AozoraFactory」は、
学生・企業・行政が強く繋がって行われてる、屋外側ワークショップイベント。
イベントが開催されている金沢区は、1000を超える会社や工場が立ち並ぶ
「横浜市金沢区臨海部産業団地」がある、日本最大級のものづくりの町。
イベントでは、金沢区の地元企業が出店者となり、
親子連れをターエットとした様々なものづくり体験が提供されてます。
その確かな「技術」と「製品」に気軽に触れ合えるとあって、
第1回の開催から2年経った今、大人気のイベントへと成長しています。
ハーバリウム製作体験ワークショップや、
湘南サラダ収穫体験&ブーケ作りといったものから、
凸版印刷でポストカード製作や鉄板を叩いて中華鍋をつくるワークショップまで、
聞いていると全部やりたい!と思わず欲張ってしまうような
ものづくり体験が盛りだくさんです。
実はこのイベントの運営や広報を行っているのは、
金沢区内にある横浜市立大学の学生たち。
金沢区と地元企業、そして地元大学が協力・連携して行われているイベントなんです。
参加企業はCSR活動や人材採用のためのブランドイメージ向上と、
来場者データを得ることができる、
というメリットはあらかじめ予想されていたそうですが、
実際にイベントを行ってみると、それまで付き合いがなかった
産業団地内の企業間連携がとれるようになった、
という思わぬ効果もあったそうです。
このイベントがなければ、出会うことがなかった人が出会い、
新しいイノベーションを生むプラットフォームになっているのだといいます。
これまでこの地区のものづくり産業を支えてきてくれた、
中小企業の人たちの資産を生かしながら、新しい時代を切り開き、
次の世代に引き継いでいく役割を担うであろうこのイベント。
回を増すごとに人気が大きくなっていますが、来月10月20日には
第5回AozoraFactoryが行われることが決定しているそうです!
場所は、横浜市内唯一の海水浴場である「海の公園」のなぎさ広場。
秋の青空の下、普段経験することのできない「ものづくり」に、
この機会に触れてみるのはいかがですか?
(via 工場タイムズ、AozoraFactory)