昨晩はクリスマスイブということで、
お子さんの枕元やツリーの下にプレゼントを置く業務を終え、
ホッとしてから眠りについた方も多かったのではないでしょうか。
クリスマスプレゼントをネット通販で手配した方も多かったと思いますが、
いかに商品が壊れないようにするか?と工夫された梱包で運ばれてきて、
毎度のことながら感心してしまいますよね。
ネット通販が盛んになったことで私たちの元に届く
商品の梱包の技術は格段にアップしました。
では、私たちの手元に届く以前の工業製品としての梱包は、
どのように行われているのでしょうか。
工業製品の梱包は「工業梱包」と言い、
工業製品を工場から出荷し納品するまでに製品を保護するための梱包になります。
製品の保護を目的としていて、コンテナなどに格納された際の安定感や、
衝撃の強さなどを考慮して梱包を行います。
海、陸、空、と言った様々な場所を行ったり来たりする工業製品を安全に
運ぶことができるように梱包を考えるのですが、
実はこの工業梱包を専門に考える資格があるのです。
その名も「工業包装技能士」と言います。
工業包装技能士は国家資格で、1級と2級があります。
試験内容は1、2級共に学科試験と実技試験があり、
梱包に関する基礎知識に関する問題が出題されます。
興味深いのが実技試験ですが、行われるのは整函と梱包作業。
1、2級共に実技試験で出題される作業方法、技術については
あらかじめ確認することができますので、
事前に予習し練習することで試験の対策をすることができます。
このようなページに最新の実技試験の内容が掲載されますので、
受験の際には最新の実技内容をご確認して挑んでくださいね。
実務から学ぶところが多い分野である工業包装技能士。
日頃の業務で関わっている方は、取得を目指してみても良いのではないでしょうか。
(via 工場タイムス)