海外で生産管理として働きたい!平均年収や求められる資格は?

2023年 01月24日

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日本で生産管理として働く中、海外で自分の能力を試してみたいという人もいるのではないでしょうか。この記事では、海外の生産管理として働くうえで必要な資格や平均年収までご紹介していきます。

生産管理の海外需要

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日本国内の製造業は少子高齢化によって人口が減少していることもあり、市場が縮小しつつあるという理由から事業所数、労働者数が少なくなっているそうです。

また、低価格を売りとした海外メーカーの進出もあり競争が激化しています。

そのため、生産管理にはコスト削減による利益確保が強く求められるようになりました。製造業が生き残るためには、徹底的な効率化が必要であり生産管理は社内においても重要性が増しています。

国内企業において生産管理の仕事は重要になってきていますが、求人の数は多くないというのが現状です。人件費削減のために、品質管理担当者に生産管理の仕事を兼任させたり、海外の企業に製造を任せることによりこのような状況になっています。

その点、海外における生産管理の需要は高くなっているようです。近年では、生産コストを抑えるために東南アジアなど人件費の安い国に自社工場を持つ企業が多くなっています。

東南アジアはもちろん、アメリカやメキシコなど北米やヨーロッパなど日系の工場は沢山あるので働く場は沢山あります。

海外で働くのに必要なこと

海外で生産管理として働くにはやはり語学力が必要となります。

求められる語学レベルは企業によってまちまちですが、欧米などで現地工場を立ち上げるような仕事をする場合コンプライアンスや法律が関わってくると最低でもTOEIC800点以上が求められるようです。

一般的に仕事へ従事するには、アメリカやヨーロッパ勤務でTOEIC600点から700点程度あると好ましいと言われています。生産管理の仕事に通訳をつける概念は無く、最低限日常会話レベルの英語力があるのが当然と思われているので海外で生産管理として働きたいならば、英語を喋れるようにするのはマストと言えるでしょう。

東南アジアであれば、語学力はそこまで大きく求められておらず生産管理の経験が重視される傾向にあります。目安とするとTOEIC500点程度の英語力と生産管理の高い経験値があれば現地採用の仕事が比較的早く見つかるでしょう。

中国などでは日本語のみの採用もありますが、40代以下だと海外出身の上司がいる場合も多いので現地の言葉や英語を覚えておくと仕事がスムーズにいきます。

海外で重宝される経験は?

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海外で生産管理の仕事に就きたいと思っても、未経験ではハードルが非常に高いと言われています。なので、日本国内で生産管理の経験があることが第1条件です。ただし、原材料の購入や商品開発の経験などに加えて外国語の能力が高ければ就業のチャンスがあります。

また、コミニケーション能力やマネージメント能力、問題解決能力、情報分析に長けていることも海外で生産管理として働く上では重宝されるでしょう。

40代以上でも転職が可能で、生産管理について高いスキルや経験がある人では60代でも現地で活躍している日本人が沢山います。

経験やスキルだけでなく、持っておくと有効と言われてるのがビジネス・キャリア検定と中小企業診断士です。特にビジネス・キャリア検定では、生産管理プランニングと生産管理オペレーションが役に立つので挑戦してみる価値は高いでしょう。

海外勤務に向いている人

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東南アジアの人たちは、子供の頃に怒られるという習慣がほとんどありません。人前で怒る、怒鳴るなどは仕事上で最もタブーとなっています。しっかりと理由や説明を行い、個別で指導を行うことが大切です。

このように、その国に合った指導が必要となるので根気良さと丁寧な指導、相手に合わせる柔軟性が必要となります。

また、国が違ければ文化や宗教も違うため相手を理解するためのコミニケーション能力も必要です。食文化も大きく異なるので、そういった事にも対応できるような人が海外勤務に向いていると言えるでしょう。

海外で働く生産管理の年収

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日本の生産管理職は平均で447万円の年収だと言われています。では、海外の生産管理職はどのくらいの年収なのでしょうか。ここでは各国の平均年収をご紹介していきます。

アメリカ

アメリカでは、かなりの高年収で約1,200万円が平均と言われています。これは、ハイクラスの人たちが押し上げている部分もあるので中央値としては500万円から1,000万円くらいでしょう。現地の求人を見ても大体このくらいが相場でした。ビジネスレベルの英語を扱えるのであれば、日系企業の生産管理じゃなくアメリカに拠点を構える企業も狙い目と言えます。

ドイツ

ドイツでは、生産管理の職に就くと平均年収が500万円から700万円と言われています。ドイツの平均年収が700万円程度なので平均より少し低いか同程度です。しかし、現地で工場の立ち上げに関わるような立場になると年収1,000万円を超えるような給料も貰える可能性があります。

タイ・ベトナム

現地採用の日本人工員だと年収は大体250万円から600万円だと言われています。大手日系企業の海外駐在員として生産管理の仕事をするのであれば年収600万円から、高いスキルや経験を積んでいるなら年収1,000万円も夢ではありません。

まとめ

生産管理の能力はどの国に行っても重宝されます。英語力に自信があれば日本国内でもらえる給料よりも遥かに高額な給料が期待できます。

現在生産管理の仕事についている人は、国内だけで無く海外に目を向けてみてはいかがでしょうか。

参考URL
海外で生産管理として働くには?海外における生産管理の平均年収や求められる資格や語学力など就職事情について | Worth Working

生産管理の年収はいくら? 給料についてくわしく解説 | 生産管理の仕事・なり方・年収・資格を解説 | キャリアガーデン (careergarden.jp)

生産管理の給与・年収は?初任給やボーナス、支給される手当まとめ|職業仕事の情報ポータルサイト ジョブ図鑑 (job-zukan.jp)

生産管理の需要・現状と将来性 | 生産管理の仕事・なり方・年収・資格を解説 | キャリアガーデン (careergarden.jp)

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