ここ数日暑い日が続いていますが、ふと気づけば10月も半ばにさしかかってきました。
コンビニに行けばおせちの予約が始まっていたり、
ニュースからは紅白の話が聞こえてきたり…
どうやら本当にあと2ヶ月で今年は終わってしまうようですね…

もう少し経つと町のあちこちでイルミネーションが始まり、
「年末セール」や「在庫処分セール」のようなセールが
町中のあちこちで行われるようになると、より一層年末を感じますよね。

さて、そんな「年末セール」や「在庫処分セール」というのは、
年末の棚卸しの際になるべく在庫を減らしておきたいことから行われているセールです。
素直に「棚卸しセール」と銘打っているところも多いですね。
しかしこの「棚卸し」という言葉、専門用語のようなのに一般的にも使われていて、
なのにその意味を詳しく語れる人や、語源を知っている人が少ない、
という不思議な言葉です。

そこで今日はこの「棚卸し」という言葉の語源について調べてみました。
さっそく「言語由来辞典」で調べてみると…

(via 言語由来辞典)

なんと「棚から下ろす」という意味そのままでした。笑
薄々感じてはいましたが、ほんとうにそのままの意味とは!
でもそれだけ古くから「棚卸し」という行為が存在していたということですね。

しかしこの、「品物をひとつひとつ調べること」が転化して
「他人の欠点を数えあげる意味にもなった」というのは、
言葉の生まれ方の面白さを感じると同時に、
そのような言葉が生まれる場面も想像してしまって、
ちょっと心がザワザワしてしまいます…。
なるべく周りの人に「棚卸し」されないように生きていきたいですね!

(via 言語由来辞典)