作業着の汚れ、どうやって落とす?
2018年 12月13日
「汚れること」が前提、むしろそれが存在意義でもある「作業着」。
しかし洗っても汚れが落ちない、ずっとベタベタしている…
なんて状態ではさすがに困ってしまいますよね。
一口に作業着の汚れ、と言っても作業着を着る仕事も様々。
仕事の数だけ汚れがある、と言っても過言ではありません。
そこで、今日はいくつか代表的な汚れをピックアップして、
その汚れ別に洗い方を調べてみましたので、
汚れの種類、それに応じた最適の道具や洗剤もあわせてご紹介いたします。
★泥汚れ
泥汚れの原因はずばり「土」。
不溶性の汚れになりますので、洗剤の洗浄力はあまり関係ないのです。
小さな砂の粒が衣類の繊維に入り込んでいる状態ですので、
なんとかその砂の粒を物理的に繊維から取り出してあげることが大切です。
そこで活躍してくれるのが、100円ショップなどで売っている洗濯ブラシ。
泥汚れは乾いた状態だとある程度落ちますので、軽く叩き、
残った砂を洗濯ブラシでゴシゴシ。これだけでかなり落とすことができます。
水に濡らすのはその後。お風呂場の床などで水に濡らしながらまずは予洗いをします。
ここで洗剤を使うのですが、使う洗剤は液体洗剤ではなく、固形石鹸がおすすめ。
作業着の汚れだけでなく、子供が外遊びで毎日汚してくる…なんてお母さんにも人気の
ウタマロせっけんやブルースティックがオススメです。
★油汚れ
油汚れは油が固まってしまっている状態なので、まずは温めて油を溶かしましょう。
バケツに40℃〜60℃のお湯を用意したら、アルカリ性の洗剤を入れ、
作業着を漬けおき。汚れが酷い時は2時間ほどつけると水が真っ黒になることも。
その後軽くすすぎ、洗濯機で洗います。
お湯を使える洗濯機であれば、その際にも40℃以上のお湯を使うと
汚れの落ち方が違いますので、是非お湯で洗ってみてくださいね。
何故アルカリ性の洗剤を使うのかというと、油汚れは酸性だから。
おすすめなのは「セスキ炭酸ソーダ」。
洗浄力が高い・環境に優しい・よく落ちる、と三拍子揃っています。
洗濯機でお湯を使って洗う際も「高温タイプ」のものを使うとよく落ちますよ。
★草汚れ
最後にご紹介する草汚れは、水溶性・油溶性・色素の汚れが混ざり合った、
実はとても厄介な汚れ。そこで順序を踏んで別々に落としていくことが必要です。
まずは油汚れをクレンジングオイルで落とします。
油汚れは油で退治!というわけです。
クレンジングオイルで油分を溶かしたらお湯で洗い流し、
まだ汚れが残っている場合は酸素系漂白剤を使ってみましょう。
もしも古い汚れなどでこの方法で落ちない場合は、オイルをベンジンに変えて
もう一度洗ってみてください。
どの汚れにも共通するのが、一般的な洗濯洗剤で洗っても意味がないということ。
自分の作業着によく付いてしまう汚れを理解し、
その汚れに特化した洗剤を用意しておくことが大切です。
一般的なドラッグストアでは売られていないことも多いので、
ネット通販などを使用し、専用洗剤を用意しておくことをおすすめします。
今日ご紹介した汚れは、作業着だけではなく、
普段の生活でも少し作業をしたらついてしまうことが多い汚れです。
洗濯方法を覚えておいて損はないと思いますので、
なかなか落ちないな〜と思ったらこのエントリーを思い出してみてくださいね。
(via ユニフォームタウン)