お持ちですか?軽減税率対応の電卓

2019年 10月18日

10月1日から10%に引き上げられた消費税。
まだ導入されて2週間ほどですが、
いつも通りに買い物したはずがなんとなく高いな、と感じたり、
コンビニのイートインスペースがなくなっていたりと、
その影響を少しずつ感じている今日この頃です。

1989年に導入された当初は3%だった消費税ですが、
その後1997年に5%となり、2014年に8%となり、この度10%となりました。
今回の増税とこれまでの増税との一番の違いは、やはり「軽減税率」の導入です。
食品(外食、酒類除く)と週2回以上発行される新聞の定期購読については8%の税率を維持する、
というもので、これまでとは違った制度の導入にまだ混乱が見受けられるような気がします。

この軽減税率導入を受け、まず対応を迫られたのが小売店のレジです。
軽減税率対応のレジの導入には
「レジの購入契約・納入・支払いまでを9月末までに完了」
することを条件に国から補助金が給付されることになっていましたが、
大雨や台風などの影響により、申請を行えない地域も出てしまい、
「購入契約を9月末までに終えれば補助金を給付する」ように変更がありましたが、
対応レジを製造するレジメーカーには注文が殺到し、
10月1日の10%導入日にはレジが間に合わない店舗も数多くあったようです。

そんな中、注目を浴びたのが軽減税率対応の電卓です。
今回の消費増税に合わせ、各社は軽減税率対応の電卓を発売しており、
レジの導入が間に合わなかった小売店ではこのような軽減税率対応の電卓が活躍していたようです。
先日、家電量販店を訪れたところ入口付近のかなり目立つ場所に軽減税率対応の電卓を集めたコーナーがあり、
そのニーズの高さがうかがえました。

電卓には「8%」と「10%」両方の税込専用キーが搭載されており、
液晶画面上に計算中の商品価格と適用する税率が同時に表示される機種や、
10%と8%の税率が混在する合計額の計算が可能な機種も。
複雑な計算のミスを低減しようとする工夫が見られます。
これまでの電卓でも、設定次第では10%の税込計算はできますが、 やはり専用のキーがある楽さには変えられないのではないでしょうか。
これまでの電卓での計算にイライラしている方、 是非実物をお手に取ってみてはいかがでしょうか。

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