最古の勘定帳

2018年 01月29日

昨日から降り続いた雪で、首都圏は見渡す限り雪景色!
綺麗!という気持ちと、これは大変だ…という気持ちが入り乱れて複雑な心境です。
みなさん、昨日は無事に帰宅することはできたでしょうか?
今日のような日はできれば布団から出たくない…
そんな人も多かったのではないでしょうか。

そんな、みんな大好きな「お布団」
中でも「羽毛ぶとん」というと「東京西川」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
最近は羽毛ぶとんだけでなく、身体に負担の少ないマットレスなども
発売している、老舗の寝具メーカーです。
実は「東京西川」は通称で、正式名称は「西川産業」といいます。

そんな西川産業、創業はなんと1556年。
蚊帳の販売から始め、現在に至るまで様々な寝具の販売を手がけています。
そのパイオニア精神は様々なものを生み出していますが、
その一つが「勘定帳」です。

(via 東京西川公式サイト
この勘定帳、現存するものでは最古のもの、とされており、
江戸時代初期から既に「係数管理」による経営を行い、
在庫管理や利益管理の概念のもとに経営されていたことが表されています。

今では当たり前となった在庫管理ですが、これより以前には
その概念さえ無かったのかと思うと、なんだか不思議な感じがしますよね。

西川産業はこの勘定帳の他にも、火事の多かった江戸市内で2店舗を類焼したことから
「事故保険システム」を始め、さらにその積立金を担保を取って「貸付」も始めました。 さらに、今では当たり前となった「ボーナス制度」を1789年に開始。
従業員のやる気を向上させることに成功しました。

このように、今ではすっかり当たり前となった様々なことですが、
当時はきっと反発などもあったのではないでしょうか。
「当たり前」の事も生まれた当初は「当たり前」ではないということを
改めて思い知らされますね。

(via 東京西川公式サイト

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